④「都市システム計画コース」の8名

コース代表教員からのメッセージ

桑原雅夫教授都市システム計画コース 桑原雅夫教授
(静岡県立静岡高等学校卒業)

都市は、どのように成り立っているのか、どのようにマネジメントしていくべきか。それらを解き明かすには、工学分野だけでなく、地理学、経済学、社会学、心理学、法学、歴史学等、あらゆる分野から切り込んでいく必要があります。都市システム計画コースでは、都市の盛衰パターンの理論的解明(抽象的研究)から、地域経済データを用いた空間経済の実態把握(実証的研究)、更に、公共交通システムの計画、交通渋滞の制御、都市施設計画の経済評価、都市/地域計画の計画制度、空間情報の分析技術、被災地支援の仕組みづくり、都市景観のデザイン、といった個別研究(実践的研究)まで、非常に幅広く取り組んでいます。複数の教員が時には研究室を横断して連携することで丁寧な学生指導を徹底しています。

研究室紹介

空間計画科学研究室 研究室HP

井料隆雅教授、井上亮准教授
空間計画科学研究室
空間計画科学研究室交通工学および地理情報科学に関する研究と教育を行っています。交通に関しては、道路交通システムにおける観測と、観測データの活用のために必要な数理解析や数値計算に関する各種の研究を行なっています。地理情報に関しては、詳細な位置情報を利用した地域分析手法の開発などに取り組んでいます。


社会システム計画学研究室 研究室HP

河野達仁教授、福本潤也准教授
社会システム計画学研究室
社会システム計画学研究室社会資本整備の計画・評価手法の開発や、国土・地域政策の計画制度に関する研究に取り組んでいます。研究のアプローチは多様です。経済学の理論を用いて、紙と鉛筆を頼りに新しい評価手法の開発に取り組む場合もあれば、人間の行動や地域の経済活動に関するデータを収集・分析して、実態に即した計画制度の提案につなげる場合もあります。


交通制御学研究室 研究室HP

赤松隆教授、原祐輔准教授
交通制御学研究室
交通制御学研究室交通・都市システムの計画・運営に関する方法論を、先端的なゲーム理論や計算機科学を活用しつつ、研究しています。
(1)交通科学&交通計画:渋滞のない快適な交通システムの実現を目指し、動的な交通ネットワーク流の予測モデルや未来型の交通需要管理法を開発しています。
(2)都市科学&空間経済学:都市・地域システムでは、企業や人口の空間的な集積パターンが自己組織的に形成されます。その経済メカニズムを説明しうる数理モデルを開発しています。


地域計画学・レジリエンス計画 研究室HP

奥村誠教授
地域計画学・被災地支援学研究室
地域計画学・被災地支援研究室巨大な自然災害によってインフラや情報通信手段が麻痺した被災地を、迅速かつ効果的に支援するための研究をしています。現在は、最適化計算、ゲーム理論を駆使し、被災地における真のニーズの把握や復興計画に関する研究を進めています。また、統計学・経済学・地理学を基礎に、自然環境と調和する都市を作るための社会資本整備や経済的誘導制度などの施策の提案と評価方法の開発をしています。


地域計画学・空間デザイン戦略 研究室HP

平野勝也准教授
災害復興実践学研究室
災害復興実践学研究室災害に強い持続可能で、美しく快適な地域社会づくりを目指し、地域に根差した減災・防災まちづくりの研究とその実践を行っています。具体的なテーマは、景観まちづくりのための分析方法論、実際の復興まちづくりのデザインなどと多岐にわたります。特に、住みよい街や質の高い公共デザインを作るために、街路や地域のイメージ形成の探求、人の記憶からみた都市のイメージ形成のメカニズムに関する研究に取り組んでいます。