魅力的な都市とは何か?真に美しい土木構造物とは何か?について日々考え,研究,実践を行っています.
□研究
- 街路イメージ形成メカニズムの要因分析
街路計画や設計は機能主義的に行われているが,今後の魅力ある市街地整備のためには,より人間の認識,体験に基づいた計画,設計が重要となってきます。そのためには,街路の様々なイメージが,どのように,何によって形成されるのか解明して行くことが極めて重要となります。具体的には、心理学的及び記号論的仮説に基づき心理実験による検証を行っています。
- 繁華街構造論及び繁華街計画論
将来人口減少が予想される日本において,中心市街地の活性化は喫緊の課題となっています。そのためには本来繁華街が持つ多様な魅力を解明し,人がその魅力をどの様に認識しているのか,ひいては,その繁華街の魅力を形成するための計画方法論が極めて重要になってきます。このような観点から,繁華街を人がどの様なパタンで認識しているのか,ケヴィンリンチの考え方の延長に立って研究を行っている。また、繁華街を有機的に形成するための計画論についても研究しています。
- 土木構造物の景観デザイン論
豊かな国土を作る上で,社会基盤整備の重点が量の整備から質の向上を図る時代に変化しつつあります。景観の観点から土木構造物を見直して行く必要があります。そのために,人がどの様に風景を認識しているのか?人がどの様に構造物の形を認識しイメージを作っているのか,心理学及び記号論的な観点より考察しています。
□実践
- デザインコンペへの参加
まちづくりデザインコンペなどへ積極的に参加しています。都市づくりパブリックデザインセンター主催2002年「まちの活性化・都市デザイン競技」では,奨励賞を受賞しました。
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- 実際のプロジェクトの企画
建築・社会環境工学科前の広場の設計など,実際のプロジェクトにも参加しています。また,2004年度には,「景観開花。」と題した,設計競技および土木デザイン展からなるイベントの企画,実行を行いました。
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- 野外見学
実際の街並や,構造物の見学に全国各地を訪れています。たとえば,他大学と合同の九州北部旅行や, トンネルやダム,水門などの工事現場見学などを行いました。野外見学を通して,土木設計家(エンジニアアーキテクト)としての素地を築き上げます。
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- 土工作業
自分たちで「ものづくり」をしよう!を合言葉に、自分たちで計画から施工までを手がけるプロジェクトを行っています。過去には,キャンパス内の土手に,階段を建造しました。
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また、研究成果はこちらからどうぞ。論文リストがあります。
関連ジャーナルのリストはこちらにあります。
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