設計競技「新時代の橋梁デザイン」  (全日程終了)
はじめに

 土木構造物は本来人々の生活を支えるだけではなく、土地それぞれが有している美しさを演出する役割を担っています。戦後の土木事業は急速な復興が必要であったために効率性が優先され、その結果、均一な国土景観を生み出しました。しかし、今日では社会基盤が整ってきたため、その整備手法が量から質へと変わってきています。これを機に土木事業は大変革を遂げようとしています。本競技がこの変革の新時代を担う若い技術者や学生に新たな土木景観を創出するきっかけとして頂ければ幸いです。

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■課題

テーマは橋です。土木構造物は人々の生活を直接支えます。その中でも橋は普段の生活の中で触れ合う機会が多く、最も印象深いものです。橋は風景を眺める場としてまた、風景を構成する一つの要素となります。しかし、今までの画一的な設計手法によりその魅力を生かしきれてないのが現状です。橋のデザインを通してよりよい景観を生み出すにはどうすればよいでしょうか。上記の内容を踏まえ以下の条件の下で設計して下さい。

  • 歩道橋のデザイン
  • 新しい構造の提案。または、既存の構造であっても今までにない美しさが表現されているデザイン
  • 周辺環境に収まるデザイン
  • スパン・幅員は自由

 *架橋地点は現実の場所から任意に選んでください。
 (現在、架橋されている所、いない所どちらでも結構です。)

■日程

エントリー受付開始

平成16年11月6日(土)
エントリー受付締め切り(当日消印有効) 平成17年1月14日(金)
提出物受付(当日消印有効) 平成17年1月1日(土)〜1月31日(月)
公開講評会 平成17年2月12日(土)

■審査委員

委員長 篠原 修 東京大学大学院教授
委 員 阿部仁史 東北大学大学院教授
小野寺康 (有)小野寺康都市設計事務所代表
西村 浩 (有)ワークヴィジョンズ代表

審査結果
■平成17年2月5日(土)に審査会が行われました。審査結果は以下のとおりです。
 なお、公開講評会と授賞式は、2月12日(土)にせんだいメディアテークで行われました。
■最優秀賞
□受賞作品名
  the vanishing bridge

□受賞者氏名
  東野 さやか
  南 俊允

■優秀賞
□受賞作品名
  PARK BRIDGE

□受賞者氏名
  内山 隆弘
  手塚 勝也

■佳作
□受賞作品名
  表参道的ブリッジ

□受賞者氏名
  阿部 寛
  

■佳作
□受賞作品名
  活橋(kakkyo)

□受賞者氏名
  川嶋 綾
  菊池 健作

■佳作
□受賞作品名
  Okawa Floating Flower Project

□受賞者氏名
  田中 宏明
  

実施結果
■エントリー数
  203グループ

■応募作品数
  75作品

多くのエントリー並びご応募を頂きました。誠にありがとうございました。

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