距離カルトグラム (Distance Cartogram)
『地図上の距離で地点間の関係を表現するカルトグラム』
距離カルトグラム
距離カルトグラムは代表的な利用例は,地点間の所要時間を視覚化する時間地図です.
地理的配置との比較により,交通整備水準の地域格差を視覚化することができます.
また,異なる時代の時間地図を比較すると,交通整備の進行状況を視覚化することができます.
例) 鉄道所要時間を表す距離カルトグラムの変遷 と 地理的地点配置
1965年 (東海道新幹線 東京~新大阪間 開業後) |
1975年 (山陽新幹線 新大阪~岡山~博多 開業後) |
1985年 (東北新幹線 上野~大宮~盛岡・ 上越新幹線 上野~大宮~新潟 開業後) |
1995年 (青函トンネル・瀬戸大橋 開業後) |
地理的地点配置 |
(データ出典:国土交通省)
また,『地図画像をカルトグラムにあわせて変形』し,さらに 『アニメーション』で表示すると,所要時間の変化をより印象的に表現することができます.
例) 鉄道時間距離の変遷 アニメーション
作成手法については, 清水英範, 井上 亮 (2004) 時間地図作成問題の汎用解法, 土木学会論文集, (765/IV-64), 105-114. (PDF) をご覧ください.